REIT市場の趨勢と不動産市場（取引市場及び賃貸市場等）の動向から見ると、既に淘汰の時代に入っていると言えます。従って、今後のREIT銘柄の動きは要注意になります。
今回のセミナーは、2017年のREIT市場の動向分析に加え、淘汰の方向性についても予測し、投資家がこれらをどのように投資に反映すべきかを中心に解説を行います。

講師の山崎氏は、2000年よりREIT分析を専門に独立系のREITアナリストとして活動しています。

1. データで見るREIT市場の実態
   
   REIT市場は、データによって客観的に解説した情報が少ないため、本セミナーではデータを多用した分析によって、REIT市場の取引実態を解説します。
   
   �@ 投資口市況の動向
   過去からの動きを見ながら、今日の状態を把握し、投資口価格の動向に影響を与えている要素（金融環境・金融政策等）を解説します。
   
   �A 投資家の動向
   投資家別の売買動向から、投資口価格の動向の原因になっている投資家の取引を抽出するとともに、主要投資家（外国法人・国内個人・証券会社・金融機関・投資信託）別の取引態様の特徴を解説し、東証REIT指数との関係についても明らかにします。
   
   
2. REITの投資口価格ランキングとその形成根拠
   
   投資口価格は市場評価によって決定しますが、そのランキングは、基準となる投資口価格が投資法人によって異なるために、補正を加えなければなりません。
   投資口価格ランキングは、固定化の傾向がありますので、これを知ることで各銘柄の市場評価を客観的に把握することができます。
   更に、投資口価格の形成根拠から投資家別の銘柄選別傾向も見えてきますので、投資家属性別の投資傾向についても解説します。
   
   
3. 今後のREIT市場の動向
   
   2017年のREIT市場の動向を予測します。
   
   �@ 金利の動向と東証REIT指数の水準
   �A 銘柄選別動向等の市場淘汰の方向
   �B REITの資産運用の対応力
   
   
4. REIT投資の実践
   2017年は東証REIT指数が巡航水準に戻ると予想されますので、そのタイミングでどのような投資態様が必要となるのかを解説します。
   
   �@ 金利環境の変化を考慮した投資態様と銘柄ミックス
   �A 第2章の投資口価格形成根拠を踏まえた投資態様別の実践
   �B 配当利回り（予想分配金利回り）による銘柄選別と要注意点