●2015年下半期のREIT市場予測と投資の実践
足元の株式市場が昨年下半期から右肩上がりの上昇を見せる一方、REIT市場は比較的落ち着いた動きになっていますが、現在は過渡的な状態であり、今後の方向が注目されます。
REIT投資では価格の現象面を追うだけでなく、個々の銘柄の動きを検証し、投資口価格の歪みや矛盾点を探り、それらに着目して長期投資を組み立てるのが本筋です。
一方、REITの個々の銘柄について客観的な情報は極めて少なく、投資家にとって具体的な銘柄選別が困難なのが実態です。
そこで本セミナーでは、REITのマクロの動きに加えて、個々の銘柄の動きや資産運用の良否の判断ポイント等を解説し、投資ポートフォリオ構築に資する解説を行います。
講師の山崎氏は、2000年よりREIT分析を専門に独立系のREITアナリストとして活動しています。
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■セミナー詳細 |
- 2014年〜2015年上半期のREITの動向を分析する
@ 東証REIT指数と比較して個々の銘柄の投資口価格を分析
2014年〜2015年上半期のREIT市場はどのような状態なのかを、個々の銘柄別の投資口価格動向から分析し、取引市場の実態を明らかにする。
A 個別銘柄の動向(増資のメカニズムを知る)
2015年に入って既に19件の増資が行われているが、必ずしもREITの増資に対して正確な評価は行われていない。
投資家にとって増資は重要なイベントなので、増資の見方とともに、どのような指標に留意する必要があるのかを解説する。
B 新規上場銘柄の評価と分析
* ケネディクス商業リート投資法人
* ヘルスケア&メディカル投資法人
- 2015年下半期の動向を予測する
東証REIT指数を見ると、2015年2月から緩やかな調整局面に入っているが、 調整幅は予想したより小幅になっている。
何故こういう取引になっているのか、そして今後はどう動いていくのか。
@ 投資口価格はどう動くか
個々の銘柄別の投資口価格をどう予測し、投資家は何に注意するのか。
A 投資セクター別長期動向の予測
長期動向予測はREITにとって最も難しい点なので、ほとんど解説されることはない。
本セミナーでは、長年に亙り蓄積したデータに基づく分析を、投資家が理解しやすいよう平易に解説する。
B 予想分配金利回りの今後の推移
全上場銘柄を同じ基準で比較した補正データを一覧すると、個々の銘柄の投資口価格や予想分配金利回りの矛盾点が浮き上がる。その矛盾が解消方向に向かった場合どのような変化を起こすのか。
- REITの主要投資家の動向分析とマクロ経済の影響
2015年上半期まで投資家はどのように動いたのか、また株式市場で言われているような官制相場はREIT市場にもあるのか。
そして、今後のマクロ経済動向との関連をどう読むのかを解説し、REIT全体の動きを予測する。
- REIT投資の実践
依然として想定した幅の調整が行われていないが、既に調整局面に入っているのは確実なので、調整局面を意識した投資ポートフォリオの再構築を解説する。
またREIT市場の歪みにも着目し、投資家にとってどのような見方や対応が必要なのかを解説する。
@ 2015年の焦点の一つとして、2012年以降上場した新興18銘柄に対する対応が挙げられる。全てを一律に見るのではなく、銘柄別に精査を行い、投資ポートフォリオの見直しを目指す。
A 一部の銘柄の投資口価格の上昇幅が大きくなっているが、これらの銘柄の保有・売却をどのような基準で判断すれば良いのか。
B 上場銘柄の平均予想分配金利回りは3.2%/年前後で推移しているが、この利回りをどう見ればよいのか、そしてどの水準を目途として投資判断をするのか。
C 今後の新規上場銘柄のIPOへの対応をどうするのか、そして有力な新規銘柄とは何か。
以上の要素を踏まえた上で、具体的なモデル投資ポートフォリオを解説する。
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