2014年1月よりNISA（少額投資非課税制度）が始まります。既にNISAの口座開設数は360万口座に達しているようです。
現状では投資経験者が多いようですから、従来の一般投資とは別枠で行ったり、NISAに乗り換えたりという形での投資が主流と考えられますが、一方で投資未経験者がこれを機に投資を開始するケースもあるでしょう。
しかし、非課税とはいえ安易に投資を行えば、中長期では損失を蒙る可能性もあります。
そこで今回は、NISA投資の基本から、NISAによるREIT市場への影響、そしてNISA以外の一般投資も含め、2014年からのREITの動向をどう読めば良いかを等を多角的に解説します。
講師の山崎氏は、2000年よりREIT分析を専門に独立系のREITアナリストとして活動しています。

1. NISA投資の基本を押さえる
   
   NISA投資で押さえておきたい基本は何なのかを解説します。
   
   �@ 目標とする投資利益を合理的に設定する
   �A リスクヘッジをどうするか
   �B 保有と売却タイミングのガイドラインを設定する
   �C なぜREITがNISA投資に適しているのか。株式や投信との違い。
   
   
2. NISAによるREITの影響度を予測する
   
   NISA投資によって、個別銘柄の投資主構成がどの程度変化するのかをシミュレーションし、投資法人の資産運用の考え方をどのように変えていくのかを解説します。
   更に、NISA用銘柄とそれ以外の銘柄ではどのような変化が生じるのか、またREITの現状の対応について解説します。
   
   
   
3. NISAによるREIT投資実践講座
   
   �@ NISA用ポートフォリオの構成
   NISAではREITをどの程度組み入れれば良いのかを、現在及び2014年上半期までの投資市場の動向を見据えながら解説します。
   
   �A NISAに乗り換える際のポイント
   既保有投資口を売却してNISA投資に転換する際のポイントと留意点
   
   �B NISA投資用銘柄選別の考え方とモデル
   2014年上半期での銘柄選びのポイントを解説します。
   
   �C 長期保有で銘柄を選別する際の基準
   NISAは本来長期投資なので、長期で見据えた場合どのような見方をすれば良いのかを解説します。
   
   
   
4. NISAによってREITがどのように変わっていくのか
   
   長い目で見た場合、NISAはREIT市場をどのように変えていくのか、また海外資金を含めた投資資金の流入はどうなるのかを予測します。