●不動産事業とREITの財務分析
投資市場の熟成化や国際会計基準による時価会計導入等により不動産事業を財務分析の面から捉える必要性が高まっています。
株式投資等でも、既に一部の財務指標による比較が行われるようになっていますが、元々、財務分析は指標数値の高低によってのみ良否を測る物差しではありません。
指標のバランスを見て事業の実態を把握し、課題や問題点・強み等を抽出するものですが、分析の前提には事業特性を考慮する必要がある為に、全事業共通の物差しがないと言えます。
特に不動産事業に関しては、事業実態の把握に財務分析が使われるようになったのはここ数年の事ですから、その普及は遅れています。
そこで今回は、不動産事業とその一つのカテゴリーであるREIT(不動産賃貸事業)に焦点を当てて実務に役立つ解説を行ないます。
基礎編は、「財務分析の基礎」という別添テキストを配布した上で、簡単な説明のみになりますので、ある程度財務分析の知識がある方が対象となります。但し、財務分析の解説は専門的になりがちなので、なるべく平易に解説することを考えています。
講師は、REITアナリスト 山崎成人氏。
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■セミナー詳細 |
- 不動産財務分析の基礎
・不動産事業に財務分析が適用されなかった背景は?
・財務分析の前提になる不動産事業の事業特性は?
・なぜ財務分析が必要なのか?財務分析で何が分かるのか?
・REITの登場が財務分析の必要性を高めた?
- デベロッパーの財務分析
三井不動産、三菱地所を中心とし、いくつかのデベロッパーの比較財務分析を通じて、不動産事業の現状を把握します。(REITとの比較)
[提供データ]
REITに関係のある三井不動産、三菱地所、平和不動産、NTT都市開発、森トラストの5社の過去3ヶ年分の分析指標
- REITの財務分析と今後の財務戦略へのフィードバック
REITは不動産賃貸事業に特化しているので、REITの比較分析を通じて不動産賃貸事業の財務分析を行います。(デベロッパーとの比較)
さらに個別銘柄の財務構造を分析することで、問題点の原因解明と、今後どのように改善していくべきかを示唆します。
[提供データ]
トラックレコードの蓄積のある34銘柄の過去6期分(3ヶ年分)の分析指標
- 分析を活用したREITの資金調達手法
自己投資口取得、無償減資、ライツ・オファリングを財務分析の面から解説し、その効果と可能性を検証します。
・剰余金の活用方法としての自己投資口取得
・資産入替を行う為の無償減資
・ライツ・オファリングによる財務指標の変化と効用
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■支払方法
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銀行振込
お申込受付後、請求書を郵送致しますので、指定口座にお振り込みお願い致します。
※振込手数料は別途ご負担頂くことになります。
※領収書は振込控えをもって代えさせて頂きます。
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